オスプレイの整備
- 2019年02月20日
東京新聞によると、米海兵隊の「オスプレイ」の定期整備が2年間を経過しても終わっていないと言う事が報道されています。
最初の1機が定期整備を始めたのが17年2月1日、防衛省は「1機当たりの整備工期は3~4ヶ月」であると地元の木更津市に説明していましたが、その1機目は未だに格納庫に入ったままとなっています。
整備を担当するのはスバルの技術者で米国で研修した約30名がその任を担います。
しかし、「整備をするにも部品や工具が米国から届かない」というのも驚きですが、防衛省の関係者が言うには「機体内部がサビだらけで手の施しようが無く、交換しなければならない部品が思いのほか多かった。その部品の交換に必要な工具米国から取り寄せた。」
と話しています。
整備も出来ずに、沖縄配備の24機の内8機をそっくり入れ替えたとのことですが、全く発表はしません。
そもそも事故が多いオスプレイの導入が必要だったのでしょうか。
すでに、沖縄に配備された2機が墜落し大破してしまいました。
そもそも、自衛隊は20年先を見通しての「陸上自衛隊長期防衛戦略」にオスプレイの名前は有りませんでした。それは、既に2倍以上の人員や貨物の積載能力を持つCH47大型ヘリコプターを55機保有していたからです。
米国の要求のままに導入したオスプレイの現実は、整備もままならない無用の長物と化しているようです。