会計検査院の五輪報告書(ブログ3085)
- 2022年12月23日
東京五輪の負の遺産がまたまた出てきました。
会計検査院が「東京オリ・パラ大会経費の総額調査報告書」を発表しましたが、大会経費の総額は、組織委員会が公表した最終報告書では約1兆4,238億円でしたが、その2割増しの約1兆6,989億円ということです。
組織委員会が発表した数字はウソと言うことになります。
ナゼ、何でもかんでも隠したがるのか?
それは、本当のことを明らかにしたくないからです。
そして、大いなる無駄も明らかになりました。
日刊ゲンダイによると、<食品ロスの多さにもア然だ。会計検査院の報告書によると、選手村で処分された食材は、175トン、1日あたり5.8トンが捨てられた計算で、茶碗1杯分(約113g)の食糧が毎日約5万杯分が捨てられていたことになる。
選手村のダイニングホールでの飲食の提供はIOCからの要求で、常時約700種類のメニューを切らすこと無く提供。
この他に、ボランティアや業者らに提供された弁当約160万食のうち、約2割りに当たる約30万食が処分されている。> と掲載されています。
政府は国民に、食品ロスを無くすように求めていますが、このイベントでは大いなる食品ロスを引き起こし、その事を他のメディアは国民に知らそうともしないようです。
なにせ、このイベントのスポンサーとなっているのは、全国紙3紙を含め道新もスポンサーとなっているからなのでしょう。
さて、札幌冬季五輪は、ウインタースポーツであるが故に参加国も限られていますし、出場選手の数も夏季大会より、相当に少ない(東京夏季オリ・パラ出場選手数:約16,000名、北京冬季オリ・パラ出場選手数:約3,400名)とはいえ、同じように食品ロスが起こることになります。
SDGsの観点からも、問題が内包されているのでは無いでしょうか。