国際水産海洋都市構想へはずみ
- 2012年02月22日
函館市が推進している「国際水産海洋都市構想」の中核を担う、旧ドック跡地の研究棟の建設が始まろうとしています。
この構想では、研究棟への北大水産学部研究施設が入居することになっていますが、もう一つのメインである道立水産試験所(現在は独立行政法人)の入居がなかなか決まらずにおりました。
それは、この施設が合併特例債を活用する施設であることから、道(公共)の施設が入居できるのかということがネックとなっていたもので、これまで、国に対し、函館市を中心に、合併特例債を活用する施設であっても公的機関が入居できるように働きかけておりました。
この度、「北海道フードコンプレックス(FC)国際戦略総合特区(帯広市、函館市、札幌市、江別市)」が国の指定を受け、函館市は、水産に特化したFC戦略と位置づけられ、この戦略における試験・研究機関については、既に推進している「国際水産海洋都市構想」における「マリーンサイエンスパーク研究棟」とリンクさせることにしており、この度の国際戦略総合特区指定に伴い、国は合併特例債を活用する施設への公的機関の入居を認める方向となりました。
北大水産学部、道立水産試験所という基幹試験研究施設の入居が実現すれば、今後の「函館市国際水産海洋都市構想」にとって大きな弾みとなることでしょう。