在留外国人とコロナ
- 2021年06月04日
コロナ禍で不安に思っているのは日本国民だけではありません。
祖国を離れて日本に来ている在留外国人の方々も、日本人以上に不安な日々を送っているに違いありません。
先般、道南では森町の水産加工場に「技能実習生」として来日している方々が、コロナに感染し、この加工場がクラスターとなってしまいました。
この場合、彼ら技能実習生の治療費はどうなっているのか道の保健福祉部に問い合わせました。
その結果、雇用している企業などが健康保険などに加入している場合は、保険料以外の自己負担金は国が負担し、加入していない場合も治療費に限って本人負担は無いそうです。 そう聞いて安心しました(パジャマ等の治療費以外は自己負担)。
一方、コロナワクチンの接種についても保健福祉部に聞いたところ、住民基本台帳に記載のない外国人やホームレス等、居住の実態があっても住民票所在地から接種券を受け取ることが出来ないというやむを得ない事情がある場合、居住地の市町村に申請を行い接種券の発行を受けることで、居住地の医療機関などで接種を受けることが出来るそうです。
道内にも多くの技能実習生や留学生、就労ビザなどで滞在している在留外国人も多いと思います。
入管法改正で難民申請や就労ビザなど、在留外国人に冷たい日本が明らかになりましたが、せめてコロナに対しては対等に扱ってくれていることに安心しました。