家族で楽しむ函館の夜
- 2019年08月11日
昨日の夜は少し忙しく市内をまわっていました。
18時半から道立西高校の隣にある「船魂神社」の例大祭に出席、19時に「国際民族芸術祭」へ顔を出し、19時半からは「市民創作野外劇」で観劇です。
仕事の関係で、国内だけではなく海外も訪れますが、最近の観光都市に求められるのは昼の観光だけではなく、夕食後に楽しめるエンターテインメントがあるかどうか、充実しているかどうかだと思います。
海外の観光地と呼ばれるところは、地域性のあるエンターテインメントなどが有り、時間を楽しく過ごすことが出来ますが、国内の観光地は自然観光や施設観光で日中を過ごすことが出来ますが、夜になると食事以外の楽しみがとても少ないことが残念です。
観光地として函館を見た場合、家族で夜を楽しむメニューは函館山だけのような気がしていました。
しかし、最近は少しづつではありますが、観光客にも楽しめる夜のエンターテインメントが定着しつつある、それが、「市民創作野外劇」であり、「国際民族芸術祭」だと思います。
7月の第2週から8月の第2週まで、毎週金曜日・土曜日に史跡五稜郭公園内の特設舞台で行われる「市民創作野外劇」は今年で32回目を数え、市民が運営から出演までをボランティアで行っており、観光客にも好評な催し物となっている他に、今年で12回目を迎える「国際民族芸術祭」は、毎年開催される函館港まつりの直後に、7日間、函館港を一望できる元町公園内の特設舞台を中心に開催され、世界や国内の民族芸術団体やアーティストがパフォーマンスを披露し、観客とも交流する参加型のイベントで、毎年楽しみに訪れる観光客も年々増えており、函館の夏の風物詩となっています。。
先ほども述べましたが、観光地の価値は、昼も夜も楽しめるメニューを用意することです。
函館市も徐々にですがその方向へシフトしているように思えます。
観光客や地元の市民が居酒屋で酒を酌み交わし交流することも大変有意義ですが、それは大人だけの過ごし方であり、家族が楽しめるメニューを提供できる、他では味わえない一味違った観光地にしていくことが必要だと思います。
野外劇や芸術祭だけではなく、春から冬まで函館の夜を楽しめる様々なメニューを揃え、まさしく「フェスティバル・タウンはこだて」を創造しようではないですか。