小泉進次郎氏と官邸のなれ合い
- 2019年08月10日
若い世代の政治家の中にも、事の分別がつかない方がいるようです。
結婚の発表とはまさしく「私事」の最たるもの。
その私事を官邸で記者発表し、併せて記者会見に及ぶというのは公私混同も甚だしいと言わざるを得ないと思います。
これは、小泉進次郎氏が菅義偉氏に相談に行き、菅義偉氏が台本を書いた茶番なのか? 出なければ、官邸に飛び込みで報告に行った小泉進次郎氏と滝川クリステル氏を、待たせることなく菅義偉氏と安倍晋三氏に会わせることが出来るとは中々思えません。
それほど官邸というところは日程に余裕があり、いつでも官房長官や総理大臣に会うことできるのか、様々な課題が山積している日本の中枢である官邸がそんな程度であることは、それはそれで恐ろしいことですが。
それとも小泉進次郎氏はフリーパスの特権をお持ちなのでしょうか。
考えられるのは事前の根回しと演出であることは疑う余地もありません。
今日発売される月刊誌「文芸春秋」では、菅義偉氏と小泉進次郎氏の「令和の時代を語ろう」という対談が記事になっています。
安倍晋三氏のスポークスマンである政治評論家・田崎史郎氏が司会で進められている中で、お互いに次期総理は「小泉君だ」、「いや菅さんだ」だと持ち上げ合っているようですから、これらの時に結婚のことも菅義偉氏に相談があり、「それでは官邸に報告に来たら良い、安倍総理にも会わせるから、官邸で記者発表した方がインパクトも大きい。」などと話し合われていたのではないかと推測します。
それにまんまと乗せられ、官邸だけではなく果ては自宅や実家、そのご近所まで取材に飛び回り、朝から晩までテレビで垂れ流しというマスコミもいかがなものかと思います。
為政者とマスコミが一緒になって国民の思考を愚にも付かないものへと導き、大事なことを考えさせないようにする。
ナチスドイツや大本営が行ってきた手法だと思います。