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日中国交正常化50周年

  • 2022年09月30日

 昨日は、日中国交正常化50周年の節目の日でした。

 地方紙を含めて各紙は、コロナ前までの中国観光客の入り込みや爆買い、この50年間の日中間の経済交流の効果などが掲載されていましたが、一方では、米国と中国のすれ違い、台湾を含む緊張、世界覇権の競い合い、人権問題でのけなし合いなど、高まりつつある米中衝突の危険度の狭間にはまってしまった日本の立場、安全保障の緊迫感などもあいまって、国交に支障を来している日中の状況も掲載されていました。

 北海道は、これまで中国黒竜江省と友好州を締結、これに伴い北海道議会も中国黒竜江省人民代表大会(中国の議会に相当)とも交流を続けてきました。

 その交流は、中国と北海道の経済交流にもつながり、一方では文化・スポーツを通じて若者がお互いの国の理解を深めることにもつながっていました。

 5年に一度、黒竜江省と北海道をお互いに訪問していた交流も、2019年末に中国武漢から発症したされるコロナ感染症以来途絶えてしまい、その間に関係が悪化してしまいました。

 二国間は長い歴史を礎にした「一衣帯水」の関係です。

 尖閣諸島問題も、1978年に福田赳夫氏と鄧小平氏が日中平和友好条約を締結した時に、鄧小平氏が「我々の世代の人間は知恵が足りない。我々のこの話し合いはまとまらないが、次の世代は我々よりもっと知恵があるだろう。そのときは誰もが受け入れられるいい解決方法を見いだせるだろう。」と発言し、「次の世代への棚上げ」としましたが、両国の次の世代のリーダー達は、より良い知恵を見いだすこと無く、より先鋭的になってしまいました。

 様々な歪みが続いている日中関係ですが、政府間が冷えこんでも自治体外交は継続していかなければならないと思います。

 今日は、在札幌総領事館主催の「中日国交正常化50周年祝賀レセプション」がパークホテルで開催されます。

 私たちが出来る自治体外交・交流を行ってきます。


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