民進党道連代表の発言
- 2018年04月10日
民進党道連の定期大会が開催され、徳永エリ代表を中心とした新執行部をあらたに選任、大きな船出をいたしました。
昨年の衆議院選挙における分裂騒ぎで北海道には民進党の衆議院議員がいなくなり、参議院議員の徳永エリ氏、小川勝也氏、鉢呂吉雄氏の三人となりました。
当時は、来年の参議院選挙後、早期に立憲;民主党と合流すると言うことでしたが、中央の動きが予想以上に早く民進党が希望の党へアプローチし、さらに立憲民主党とも一緒になろうとの動きが一時有りましたが、これに立憲民主党が固辞し、さらに希望の党内の反発などから頓挫、先日、改めて希望の党が分党して民進と合流するという協議が始まりました。
そのような状況の中での大会開催そして新執行部での船出、徳永代表も複雑な思いで有っただろうと推測します。
北海道は全国の他地域と違い、民主党、そして旧民進党時代を共に過ごした仲間への思いは非常に強いものがあります。
従って、分散することなく一つになることが望まれますし、そのような環境を維持していくことが大事だと思います。
しかし、徳永代表が定期大会後の記者会見で、来春の知事選に触れた発言を新聞で見たときには、驚きを禁じ得ませんでした。
その記事には「今まで拳を上げて『道政奪還』と闘ってきたが、果たしてそれでいいのか。(与野党が)連携していい人を選ぶという考え方もある。」、「誰がふさわしいのか、今までのままならダメかもしれない。」、さらに高橋はるみ知事に批判的な自民党議員との連携について「私個人としてはそういうこともあるんじゃあないかなと思う」と発言した事が掲載されていましたが、それをまともに受け止めれば、「知事選は与野党が相乗りした方が良い」と言っているのに等しく、非常に違和感を覚えました。
政治に関わる選択肢は常に様々なことを念頭に入れて対応することは、政治家としての柔軟性であると私自身思っていますが、徳永代表の発言はあまりにも唐突すぎて、その真意は何なのかと思ってしまいました。
代表の発言は非常に重いものです。代表代行や幹事長が発言したのとは受け止め方が全く違ってきます。
最高責任者が発した言葉は訂正できませんし、大きな影響を周りに与えます。
そのことを十分に分かって発したのであれば、確信犯なのか。
そして、その「相乗り」発言は誰かと相談した結果なのか。
誰にも相談せず、勝手に発言したのであれば、民進党道連の最高責任者としての資質を疑わざるを得ません。
今、私たち道議会の会派は高橋はるみ知事4期間の検証を行っています。
そして、その知事を支えてきたのは間違いなく与党の方々です。
高橋知事に批判的という方々は、知事が自分たちの言うことを聞かなくなった、思い通りに操られなくなったからであり、これからも誰が知事になろうと自分たちの手の平の中にいる知事が、彼らの望む知事なのです。
これに与する発言を民進党道連の代表がするとは・・・。非常に残念としか言いようが有りません。