矛の納め方
- 2017年09月05日
北朝鮮がついに水爆実験を実行しました。
昨日から報道は北朝鮮一色で、金正恩は怖いもの知らずのように米国という虎の尾を何度も踏みつけ、安倍晋三は馬鹿の一つ覚えのように制裁強化を声高に叫び、トランプも後先考えずに、北朝鮮と貿易をしている国とは貿易を禁止するなどと発言、この3者からは、まともに事態を打開する気は見えてきません。
金正恩は、自己の体制確保のために貧困に喘ぐ国民の目を米国に向けさせ、トランプは、人種差別問題で失墜した信頼を、北朝鮮への強攻策で回復しようと目論み、直接の当事者では無い安倍晋三は、「もり・かけ・日報」で失った支持率回復のため国民の危機感を煽るという、3人の無能なリーダーが、自らのために国民の目を外に向け、今や一触即発の状況まで追い込んでいます。
その結果、軍事衝突か核の容認かの二者択一しか道は残されておりません。
軍事衝突は、北朝鮮VS米国という構図では済まず、韓国、日本、ロシア、中国を巻き込み、多国間の大戦にも拡大する危機をはらんでいます。
核容認は、米国による韓国への核配備だけでは無く、日本への核配備も避けて通ることが出来ない事態に発展する事が想定されます。
これには、中国、ロシアも黙っているはずがありません。
極東アジアの緊張は一気に高まり、大きな火種となることでしょう。
いずれにしても、この3人のリーダーとしての資質の無さが生んだ結果では有りますが、それぞれの国には、事の重大さを冷静に判断し、お互いの矛の納め方を進言出来る有能なブレーンはいないのでしょうか。