立ち位置はどっち(ブログ3705)
- 2024年10月03日
自分の言葉が大きなブーメランとしなっている石破氏。
総裁選のおり、林氏が「(マイナ保険証)にはいろんな不安の声が出てきている。」として、保険証の廃止期限の見直しも含めて「検討したい」と主張、これに石破氏も同調して「紙(の保険証)が無くなることで不利益を感じる人が少なくなることが第1だ」と指摘し「(現行保険証とマイナ保険証の)併用も選択肢として当然だ」と訴えました。
石破内閣のトップ2である首相と官房長官がマイナ保険証の見直しを総裁選で公約としたのですから、よもやこれも「空手形」ということでは国民は納得しません。
しかし、新たな内閣で「デジタル・行政改革担当相」となった平 将明氏は、就任の記者会見で「マイナ保険証は従来の予定どおり進めていく」と見直しを行わないことを発言、さらに、「移行時の不具合は起きるものであり、不慣れの方も慣れてほしい。」と、国民の声は意にかけていません。すでに内閣府一致です。
石破氏は、2011年8月の本会議で民主党政権をこき下ろし、「難しくて出来ないのでは無く、そもそも、できもしないことを約束したことが問題なのである。」と話していました。
石破氏は、首相に就任以来ことごとく前言撤回、長老達の言うとおりの政治を行っています、忸怩たる思いでしょうが石破氏が国民に人気はあったのは、自民党にいながら正論を話し、それが筋の通った内容であったからです。
いかに党内に異論があっても、国民が支持するのであれば宰相として大きな力の突破力を与えられたということです。
これもダメなら、全て今まで通りの政治だと言うことになり、一方、軍事だけが全面に突出する「戦争準備内閣」となるでしょう。さて、石破氏の立ち位置はどちらなのでしょうか。