5選は多選すぎでは
- 2017年11月21日
「高橋はるみ知事5選不出馬」というタイトルが、今日の道新1面に大きく掲載されました
今年の8月頃から、「後進に道を譲りたい」と経済人や道庁関係者らに話していたという内容ですが、道新の取材に対し「5選出馬するともしないとも決めていない。今後については引き続きあらゆる可能性を探っていきたい」と話してもいます。
8月5日の私のブログを再掲します。
“高橋はるみ知事が江差で開かれた自身の後援会で「素晴らしい人がいれば譲る。いないならばガンバル」と発言、記者会見でそのことを問われると「誰か素晴らしい人はいますか?」と述べたとか。
このことをどのように受け止めたらいいのでしょう。
私には、「他にふさわしい人は今のところいないでしょう?」と聞こえます。
同じくそのことを感じたのか、道新が知事の多選について8月10日告示27日投開票の予定の茨城県知事選にこのことを重ね併せて取材した記事を掲載しました。
その内容は、知事の任期を連続3期12年までとする「多選自粛条例」を2004年8月に自ら制定しながら、15年に4選を果たした埼玉県の上田知事の事です。
「死ぬまで知事をやる」と公言した前知事が親族の政治資金規正法違反に伴って辞職、上田氏は「多選首長は憲政の腐敗を招く」と訴えて当選し、しかし、自らの4選に対して批判の声が出ると「いつまでもぐずぐず考えないで、県政の充実を図るのが自分の仕事」と述べました。
高橋はるみ知事への道民の評価は「何もしないから、失政も無い」というもの。少なくても3期目を終える時点ではそのような評価でした。
4期目も後半に入り、大きな自信でも付けたのでしょうか、「何もしなくても、何も判断しなくても、全て国頼みであっても、失政さえしなければ」と・・・。”
そして、この9月15日に開催されました道議会本会議代表質問におきまして、知事の多選について批判的な質問をさせていただきました。
詳しくは、私のホームページ「質疑応答」欄に掲載しております。
質問は29ページに及びますが、本質問は1~2ページに、再質問は19ページに、再々質問は26ページに、特別発言29ページに掲載しています。
その中で、多選による弊害を指摘し知事の見解・認識を質していますので、興味のある方はご覧いただきたいと思います。
しかし、知事は5選の批判が出ると判断した場合は「参議院議員」への鞍替えを含む発言もしています。
あらゆる可能性とはそういうこと。
何もしない人が今度は国会議員ですか・・・。軽く見られたものです。