TPPが動く
- 2015年04月19日
TPPが動き始めました。
フロマン米国通商代表と甘利TPP問題担当相の話し合いが今日行われることのなりました。
すでにこの交渉に先んじて、米国は主食米17万5千t、飼料などの加工米4万tの併せて21万5千tの輸入を要求しているとのこと。
すでにこの段階で重要5品目の国会決議は風前の灯火となり、21.5万tがバナナのたたき売りの交渉となって、様々な条件を付けられて妥結するという構図が見えてきます。
結果は、お互いに努力したという形が国民に見えるように半々で妥結でしょうか。その結果、約10万t前後の輸入量となるような気がします。
コメがこのような状況では、残りの4品目も「推して知るべし」と思われます。
衆参の国会決議は政府によって踏みにじられ、その意味を為しません。
これは安倍政権が行っている一連の国会無視による独裁の一環と受け止めなければなりません。
車の部品のために、国民の主食であるコメを犠牲にする。
莫大な利権を保護し、農民の汗を犠牲にする。なんと安倍総理の象徴的な一面ではないだろうか。
この様なことになった場合、北海道知事はどのような認識の下、どのような行動を起こされるのだろうか、4選後は「これまでにとらわれず大胆な発想と行動をする」と抱負を語った知事の試金石となるのではないでしょうか。