「対馬丸」
- 2016年08月10日
今日、立正佼成会・函館教会にお邪魔し「戦没者慰霊・平和祈願」の供養に参加させていただき、第二次世界大戦だけではなく、これまで多くの戦争で犠牲になられた世界中の多くの方々の慰霊のご供養と、不戦そして平和の祈願をさせていただきました。
ご供養が終わった後に、DVDによるアニメーション「対馬丸」の上映が約1時間ほどありました。
戦争の末期、沖縄を本土の砦とするために軍部は兵士と兵器を沖縄に集中、その輸送の帰り船には、鹿児島に疎開させるために沖縄の学童や高齢者、付添人など約1,800名が「対馬丸」に乗船、一路本土を目指しましたが、輸送船の動きを傍受していた米国潜水艦によって魚雷攻撃を受け、三本の魚雷が命中、海に放り出されながら生き返ったのはおよそ50名余、この他にも「湘南丸」、「柏丸」なども撃沈という悲惨な出来事でしたが、軍部は生き残った学童などにも箝口令を敷き、親にも話すことが出来ませんでした。
その後の沖縄は皆さんご存じの通り、鉄の暴風雨と呼ばれるほどの艦砲射撃、戦闘機による絨毯爆撃、上陸した米兵による掃討作戦により、多くの非戦闘員が犠牲となりました。 DVDは、アニメーションであることから悲惨な映像は有りませんでしたが、見ている多くの方々には十分に伝わったものと思います。
8月6日のヒロシマ、9日のナガサキ、そして15日敗戦決定、8月は戦争についてそして平和について語ることの出来る大切な期間です。
改めて、家族の中でも戦争とはどのようなものか、平和とはどんなに尊いものなのかについて語ることが未来に繋げる私たちの使命だと思いました。