「親自民」か「非自民」か
- 2022年05月01日
国民民主党の玉木代表が自民党との選挙協力に前のめりになっている一方、前原選対委員長は維新との選挙協力を打ち出していました。
結果、前原選対委員長が党内論議を得ないままに維新との覚書を交わしたことに党内から異論が続出し、取り消しに追いやられ、維新からは「党内のコンセンサスも得ずに公党としての覚書を交わした。」事に対し、選挙協力は白紙とすると突きつけられました。
時間は少し戻りますが、玉木代表は「トリガー条項」の発動を協議するという条件で22年度予算に賛成し、前原選対委員長は反対の意思を示しながら採決を欠席。
その後の自民党・公明党・国民民主党の協議の結果「トリガー条項」の発動は無期限延期となり、玉木代表は自民党・公明党の与党ににうまく利用されただけと多くの国民は受け止めました。
それでもなおかつ、玉木代表は政策実現を目指し与党にすり寄り、前原選対委員長は政権を担いうる非自民の野党勢力を標榜しています。
もはや、国民民主党は何処に行こうとしているのかさっぱり判りません。
このまま参議院選挙に突入するとすれば、「国民民主党とはどのような党で何を目指す党なのか」有権者は理解することができません。
党が標榜するものを明らかにせずに参議院選挙で国民の審判を受け、その後は自分たちの好き勝手に与党になったり野党になったりするのでは、国民を愚弄するのも甚だしいのでは無いかと思います。
早い段階で、「親自民」なのか「非自民」なのか明らかにするべきです。
まとまらないのであれば分裂しかないのではないでしょうか。