あきれた東電(ブログ3681)
- 2024年09月08日
東電は、フクシマ第1原発のデブリの取り出しを早ければ今週中に行うことを明らかにしました。
東電によると、今回の中止の原因となった取り出し装置のパイプの接続順番ミスについては、<接続作業を7月27日~29日にかけて実施、当初は協力企業の作業員がパイプを5本まとめて原子炉建屋に搬入してつなげる計画だったが、放射線量が高いことを理由に4本だけ運び込み、残り1本は、その後に搬入され違う順番で取り付けられたが、作業開始までの1ヶ月間、東電としてパイプの順番を確認していなかった。計画と違う作業が行われたことについて、中断後の調査で初めて把握した。>と公表しました。
以前、この問題については、ブログで<接続パイプに番号でも記載していれば済む話で、危険な原子炉での作業という危機意識が東電には全く無い。仮に番号を打ってあったとすれば、さらに目も当てられない>という内容を記載しましたが、東電は危険な作業は下請けに任せ、自分たちは放射線の無いか微量の所から指示を出し、現場や機材を確認することも無く実施させたということです。とことん東電の資質の無さを世に晒しました。
科学技術の粋を集中させて行われている「デブリ」の取り出しですが、製造者責任とは言いつつ、結局こんな程度の東電に任せられるのかという強い不安さえ感じました。