あなたの1票の価値
- 2019年07月20日
いよいよ明日が参議院選挙の投票日となりました。
今回の参議院議員選挙の投票率はどのくらいになるのか、いつものように与党は「無党派は寝ていてくれ」ということを願っているのかもしれません。
なぜなら、無党派層が棄権をすれば組織票に強い与党に有利になるからという理由のようです。
そんな、与党の思惑を打ち砕くため、是非棄権をせずに投票所に足を運んでいただきたいと思います。
そして、その思いをその声を1票に託していただきたいと思います。
さて毎日新聞に、「今回の参議院選挙を例にとり1票の価値は幾らになるのか、お金に換算してみたら」という記事が掲載されました。
☆まずは簡単な計算式で試算しますと、
19年度一般会計予算が101兆4571億円、参議院議員の任期は6年、参院選公示前選挙人名簿登録者数は1億658万7857人で試算しますと、
101兆4571億円×6年(任期)÷1憶658万7857人(票)≒570万円
となります。
あなたの1票を日本の予算に置き換えると、何と約570万円の価値があるという計算が成り立ちます。
☆次に、社会保障費で試算しますと、
社会保障給付費は約117兆円(16年度統計)を、現役世代(18歳~64歳)と高齢者世代(65歳以上)に振り分けると、現役世代が約38兆円、高齢者世代が約79兆円となります。
現役世代の人口が約7140万人、高齢者世代の人口が約3450万人で試算しますと、
現役世代 38兆円÷7140万人≒ 54万円
高齢者世代 79兆円÷3450万人≒228万円
あなたの1票を社会保障費に置き換えると、現役世代では約54万円、高齢者世代では約228万円の価値となります。
☆さらに国会議員1人が責任を持つべき予算額を有権者で割るという試算をしますと、
19年度予算101兆4571億円から、国の借金返済に充てる固定費である国債23兆5082億円を除いた純然たる予算が約77兆9489億円、衆参国会議員が710人として試算しますと、
77兆9489億円÷710人≒1097億円
1097億円×124人(今回の改選参議院議席数)×6年(任期)÷1憶658万7857人(有権者数)≒77万円
参議院議員1人が責任を持つ、今後6年間の国家予算に対するあなたの1票の価値は≒77万円となります。
どうでしょう。あなたの1票がこんなに大きな価値があることを再発見したでしょうか。
それだけではなく、お金に換算できない平和、人権、環境、外交などの価値を考えるとあなたの1票はとてつもなく大事な1票になるはずです。