背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

あの文科相が解散請求(ブログ3362)

  • 2023年10月13日

 旧統一教会の解散命令の請求がやっと決まりました。

 教団への質問も7回を数えましたから、ひょっとすると「解散命令の請求は難しい」とでも結論を出すのでは無いかと思っていましたが、今の政府としては珍しく常識的な判断をしたものだと思います。

 今後、東京地裁で関係証拠を元に審理を行うことになりますが、この間の司法による政府への忖度ぶりを考えれば、昨年に岸田氏が「解散請求に刑法だけでは無く民法も含める」と発言した事で、行政のトップが司法に一定の方向性を示したことになると思います。

 無論、これまでの高額献金や物品販売の被害だけでは無く、人権を無視した2世などの強制入信など、被害はとてつもなく大きい事から、解散命令は当然のことと思いますし、司法も早急に判断を示すよう努力しなければなりません。でなければ、教団によってその財産が隠されたり、韓国へ移送されたりする事になるかも知れません。それを防ぐために臨時国会では冒頭にでも特別措置法を可決する必要があります。

 一方、解散命令が出されるほどの悪質な教団と判断されれば、蜜月関係にあった自民党が、教団との過去の関係を一切明らかにしないまま幕を引くことは許されません。

 今回、解散命令請求を担当する盛山正仁文科相は、過去に教団と深い関係にあり、自身が出席しての挨拶が明らかになっても、自民党のアンケートには「接点無し」と回答、その後の取材に対して、「教団側だとは知らなかった」とシラを切った方です。

 その本人を、解散命令を請求する文科相に据えた岸田氏。それほど自民党内に教団関係議員が蔓延していたということなのでしょう。

 そして、それが自民党という政党の姿だという事を私たちは忘れてはいけません。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.