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うわべの言葉

  • 2017年08月16日

 昨日、全国戦没者追悼式が開かれました。

 安倍晋三は、式辞の中で「歴史に謙虚に向き合う・・・」と述べましたが、5年連続で加害責任には触れず、「未来を切り拓いて・・・」と過去を顧みようともしませんでした。

 結局、この式辞も言葉だけは「歴史に謙虚に向き合う」と話していても、ご当人にとって都合の悪い過去には蓋をするというこれまでの言動を如実に表した式辞となり、正に空虚な言葉の羅列としか受け止めることが出来ませんでした。

 それに引き替え、天皇は「深い反省」という言葉を3年続けて語られ、自ら臨む式典の意義を明らかにされ、安倍晋三との相違を多くの国民に見せつけました。

 式典直後の退席時には式壇に向かい約20秒間、感慨深げに見つめていた姿が印象的でした。

 8月6日の広島市原爆死没者慰霊式と9日の長崎原爆犠牲者慰霊平和記念式典での挨拶は、広島と長崎の地名を変えただけの丸写しが指摘され、更に、長崎の平和式典では被爆者団体の代表から、「核兵器禁止条約」の条約批准はおろか交渉への参加を拒否した安倍晋三に対し、「貴方は何処の国の総理か」と悲痛な言葉が投げかけられましたが、馬耳東風の面持ちでやり過ごしていました。

 安倍晋三の面目躍如といったところでしょうか。


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