えっ!プレ金?
- 2018年02月24日
働き方改革国会という触れ込みで始まった通常国会ですが、裁量労働制にGOサインを出した労働政策審議会ですが、その議論の参考にした資料が恣意的にねじ曲げられただけではなく、全くのでたらめな内容だったことが明らかになりました。
しかし、安倍晋三はそれでも法案を提出すると吠えまくっています。
さて、鳴り物入りで政府が提唱した「プレミアムフライデー=プレ金」から23日で1年が経過したことが新聞などで取り上げられました。
まったく気がつきませんでした。
というよりも、この1年間、プレ金が話題に上がった記憶もありません。
最初の内は何やら百貨店や居酒屋さんで、様々なイベントが行われていたようですが、それも最初の2ヶ月ほどで徐々に世間から忘れ去られ、今では「そう言えばそんな取り組みがあったなあ」という程度です。
そもそも、月の最終金曜日は早めに会社を切り上げてなどと言っても、現実的ではないことは最初から分かっていたはずです。
業務に余裕があり、社員のモチベーションに力を注いでいる大企業やベンチャー企業で、今もプレ金を実施している企業がどれくらい有るのかと言えば、ほとんど皆無に近いのではないでしょうか。
それでなくても、全く期待できない「ゆとり有る労働」。
逆に長時間労働に拍車をかける「裁量労働制」。
相変わらずの「言っていることとやっていることの矛盾」が、このプレ金でも露呈しています。