背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

こどもの日

  • 2014年05月05日

 こどもの日の朝刊に、こども人口の減少が掲載されていました。

 少子化が問題視されてから20年近くが経ちましたが、この間の対策は、医療費の無料化、保育園や幼稚園の定数増、子ども手当、産休・育休制度などですが、どれも決定的な対策にはなっていません。

 日本は先進国の中でも最低の出生率で、このままでは人口1億人を割り、8,000万人台になるという予想も出されています。

 政府は、新たなに3兆円ほどの予算を確保し、成長戦略と結びつけて少子化対策を打つようですが、これまでの延長線ではあまり効果は期待できません。

 これまで、少子化対策は経済対策で、結婚して子どもを育てていける収入があれば、晩婚化や独身化に歯止めが出来ると私も考えていましたが、今の社会情勢は必ずしもそうだとは言い切れないようになってきています。

 その一つとして、結婚すれば家庭に縛られ時間もお金も自由でなくなるという意識、女性の社会進出から好きな仕事を続けていきたいという意識、こどもの養育費がばかにならない現実などなど。

 だとしたら、若い方々が感じているこれらのことを解決していく手だてを具体的に講じることですが、もう一つ大事なのはこどもの置かれている社会状況で、いじめ、経済的格差、親の無関心、DV、遊びはゲームやネットなどなど。

 これら、こどもの健全育成に関わる社会環境を大人達が整えていくことが重要だと思います。

 こどもの日にあたって、子どもが子どもらしく過ごせること、まずそのことを考える日にしなければならないと思います。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.