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このままで良いのか(ブログ3076)

  • 2022年12月14日

 給料は上がらず、負担は増えるばかり。

 しかし、国民はジーッと我慢をしています。

 財務省が発表した22年度の「国民負担率(税と社会保障の負担率)」は46.5%、さらに財政赤字を加えた「潜在的な国民負担率」は、なんと56.9%にもなっています。

 所得の約半分が「お上(政府)」によって強制徴収されています。

 日刊ゲンダイでは、<江戸時代中期には「五公五民」で一揆が起きたが、それが令和では「六公四民」に近づきつつある。負担率の割に子どもや教育関係、社会福祉の予算は削られていて、それでも防衛費倍増のためなら「増税やむなし」と考える国民は、自分たちの生活より武器・弾薬の購入が優先で本当にいいのか。>と書いています。

 武器を増やして、本当に戦争に勝てると思っているのでしょうか?

 防衛3文書の自公協議が終了したようですが、平和の党の公明党は看板を捨てたのでしょうか。

 その文書では仮想敵国として中国を匂わせていますが、日本にとって中国は最大の貿易国となっているという事実を国民はどのように評価しているのでしょう。

 自給の出来ない日本は食糧・エネルギーの多くを輸入に頼っています。ミサイルを発射しなくても、これら貿易の蛇口を絞られれば、日本は兵糧攻めとなり戦う力はまったくありません。兵器は食べられませんし、エネルギーにもなりません。

 なぜ、国民は客観的な状況を判断できないのでしょうか。これも全てメディアが危機を煽っていることに多くの原因があるではないかと思います。

 さらに共同通信が、<防衛省は人工頭脳(AI)技術を使って、国内世論を誘導する工作の研究に着手したと>と伝えました。SNSで影響力のあるインフルエンサーが「無意識のうちに防衛省に有利な情報を発信するように仕向け」、防衛政策の支持を広げたり、特定国への敵対心を醸成すること、国民の反戦・厭戦の機運を払拭する事が目的と言われています。

 これではまるで旧統一教会のようなマインドコントロール(洗脳)を政府が行っているに等しいのではないでしょうか。

 お百姓さんが食べる米まで、年貢米として強引に差し出させるあこぎな「悪代官」に「隣の国との戦じゃ。おまえ達の田畑を守るためだから、我慢せい!」と言われても、江戸時代のお百姓さん達は黙っていませんでした。

 ムシロ旗を立てて一揆を起こし、悪代官の屋敷に抗議をして打ち壊し、米倉から米を奪い返しました。

 現代では、「そんなことをするのは、自分たちのワガママ。国の言っていることは間違いないのだから、国のために我慢しよう。」という空気が蔓延しているような気がします。

 動かなければ何も変わりません。このままでは私たちが干上がってしまいます。


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