さらに費用は上積み
- 2016年10月12日
9月26日のブログで、 『フクシマ原発の廃炉費用は当初の2兆円から4兆円に膨らみ、その先はまだ判りません。
事故被害者への賠償金は今のところ約6兆円、除染費用は約2.5兆円、使用済み核燃料中間貯蔵費用が1.1兆円と試算されています。
フクシマ原発のみで、この金額で、試算額を積み上げたら、13.6兆円ということになります。』と書かせていただきましたが、その後、電気事業連合会がまとめた資料によりますと、賠償金が6兆円から8兆円となり、除染費用が2.5兆円から7兆円になると試算されています。
従って、今のところの計算で
・賠償金:8兆円
・除染費用:7兆円
・廃炉費用:4兆円
・中間貯蔵:1.1兆円
合 計:22.1兆円
発表されている4項目だけでこれだけの費用となります。
さらに、私が考えるだけで、事故になった場合の非難に関わる経費(バスなどの民間車両借り上げ、実働部隊のヘリコプター、海上自衛艦などの費用、ホテルなど宿泊施設へ避難した場合の借り上げ費用、避難誘導などに関わる人件費、避難・救援物資)。
放射線被曝に関わる検査や初期治療、高度治療などの医療費。
その他にも、風評被害による農林水産物への影響、観光客のキャンセル等々、あまりにも膨大で想像がつきません。
それでも、原発の再稼働に突き進む国と電気事業者。
北電も、事故があったらこれだけの結果となることを覚悟して再稼働を求めるのでしょうか。