その時知事は
- 2022年04月24日
昨日の午後1時15分頃、知床半島の沖合で乗員・乗客26名が乗船していた観光船が行方不明になった事故が発生しました。
このブログを書いている24日午後6時の段階では、計10人が発見されて全員の死亡が確認されました。
しかし、未だ16人の安否は不明であり、早期の発見が望まれます。
お亡くなりになった皆さんのご冥福を心からお祈り致します。
さて、この事故に際して、岸田総理は出張先の熊本で開催中の「第4回アジア・太平洋水サミット」の日程を切り上げ、自衛隊機で東京に戻り、24日午前0時半に総理官邸で松野官房長官などと緊急の対策会議を開き、斉藤国交大臣を24日早朝から現地に派遣することを決定し、捜索に全力を尽くすよう指示しました。
一方、鈴木知事は、23日午前中は函館市において、ご自身の政策の一環である「なおみちカフェ」を開催し、桔梗町のワイン醸造用のブドウ畑、大手町の「ハコワークス」でサテライトオフィスやワーケーション施設を見学し、午後からは、今夏の参議院選挙に立候補する自民党の現職参議院議員の応援のため、候補者の政経セミナーに出席していました。
既に、このセミナーに出席していた頃には事故が発生し、道には一報が届いていたはずですし、知事にも情報が伝えられていたものと思います。
しかし、残念ながら、知事は24日午前中に道の災害対策本部会議を開催し、「一刻も早い救助活動に全力を挙げて取り組んでいく。」と述べたようです。
総理大臣の対応より地元の知事の対応がかなり遅れた事について、皆さんはどのように思われるでしょうか。
事は26名の人命に関わるものでありながら、ほぼ半日遅れの対応。それも、知事としての公務では無く、政治家・鈴木直道として参議院選挙候補者の応援に時間を割いていたことは、強く非難されるべきものではないでしょうか。