ついに日本が変貌する
- 2014年06月29日
集団的自衛権行使容認を閣議で決定することを公明党が承認したことから、週明けの7月1日に開催される閣議で決定される事になりました。
公明党には自民党のブレーキ役を期待していましたが、やはり20年間も連立政権を組んでいたことは、相当公明党を蝕んでしまったようです。
宗教団体は基本的に平和を希求するものですが、その平和をかなぐり捨てても良いほど政権の座は蜜の味なのでしょう。
憲法9条を改正して集団的自衛権を行使できる国にしたかったアベちゃんは、そのために考え出した96条改正は世論の反対で難しいと見るや、賛成者ばかりを集めた私的諮問機関の安保法制懇を設置、一方で、憲法解釈をも変えるために内閣法制局長官の首をすげ替え集団的自衛権行使のための下地を作り、次の作戦で集団的自衛権は違憲では無いとばかり「砂川事件」を利用しましたが、これには無理があると判断して、今度は集団的自衛権の行使は現憲法下では出来ないと理由づけた72年の政府見解を真逆の論理展開でこじつけるなど論理矛盾が明白であろうとも、なりふり構わずのやりたい放題。
公明党へは、事例集を何例か出して打診を試みましたが、これも全て個別的自衛権で対応可能と反論されたら別の事例を次々に出し、結局お互いの顔を潰さないという与党間の茶番が今日の結果となったようです。
しかし、このことが何を意味するかを国民の多くは詳しく知りません。
なぜならば、国民に対し説明を全くしないからで、これは、特定秘密保護法の時からのアベちゃんの得意技です。
しかし、国民は「知らされていないから」と逃げることはできません。
なにせ、戦争に行くのは日本国民の親、子、兄弟、恋人、友人などなのですから。
そして、集団的自衛権の行使を行ったがために攻撃をされるのは日本の国土なのですから。