ついに死の商人に(ブログ3270)
- 2023年07月06日
国民がこれまで忌み嫌っていた「武器商人」に日本がなろうとしています。
自民党と、「平和の党」を自認していた公明党が、国民の知らないところで「防衛装備品」の輸出に関わる協議を行っており、あろうことか「警戒、救難、監視、輸送、掃海の5類型に該当するならば、これらのために輸出する装備に殺傷武器を搭載する事も可能」と意見の一致をみたようです。
国内では、武器製造企業の技術を継承・発展させるために政府が支援することが決まりましたが、これでは、政府ぐるみで武器を売買して儲けようとする方向に舵を切った事になります。
これまで、日本は憲法に「武力による国際紛争を放棄する」と記し、それを遵守するために、「自らが武器の供給源にならず、武器の売買で利益を得ない」ことを国是として、平和主義を貫いてきました。
その「武器輸出三原則」が、あの安倍政権の下で「防衛装備移転三原則」に変更されてもなお、殺傷能力のある武器の輸出は出来ないとされてきましたが、「5類型に殺傷能力のある武器は含まないとする解釈は確定していない。」と言いだし、何でもありとなってきました。
重ねて言いますが、あの平和の党が密室で「死の商人」の企みを担ったと言うことです。
岸田氏は、先に決定した43兆円の軍備費大増額と今回の殺傷武器輸出をひっさげて、11日からリトアニアで始まるNATO首脳会議に出席します。
さて世界は、日本の変貌ぶりにどのような評価を下すのでしょうか。