背景

ブログ月別アーカイブ

ブログ

>>前のページへ戻る

ついに決定か処理水放出(ブログ3315)

  • 2023年08月20日

 岸田氏は処理水の海洋放出開始時期を22日にも決定するようです。

 政府は、風評被害対策や漁業継続への支援策として800億円の基金を創設、さらに処理首位に含まれるトリチウムの濃度測定を強化する方針を全漁連(全国漁業協同組合連合会)に示し、6月には特別採択として「信頼関係を積み重ねる対応を行ってきた事は重く受け止める」と表明しましたし、7月の西村経産相と面会した全漁連坂本会長は「科学的な安全性に関しては言ってい程度理解できた」との見解を述べました。そして、これらの事を持って、岸田氏の発言になったのでは無いかと思います。

 そして今日、福島原発の汚染水処理現場を訪問し、翌21日には全漁連の幹部と面会して22日に放出時期の発表となるようです。

 6月の特別採択、7月の経産省との面会の後の岸田氏と坂本会長のトップ会談となるわけですが、通常考えれば、トップ会談で物別れになる事は考えられず、事前に水面下で落とし所が決定しているはずです。

 そして、岸田総理に恥を欠かせないためにも「処理水の海洋放出」は現実のものとなるでしょう。

 水面下の交渉で、新たな交換条件が示されるのかは明らかにならないと思いますが、全国の漁業者、とりわけ、福島県漁連の理解には遠く及ばない政治的判断と言うことになるのでしょうか。

 結局、犠牲になるのは弱い立場の現地の漁民、そして多分に買い控えをするであろう消費者と言うことになります。


Copyright(C)高橋とおる後援会 All Rights Reserved.