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どうなるTPP

  • 2013年03月12日

安倍総理がTPPへの参加を今週中に判断するような状況になってきました。
一方、あとから交渉に参加したカナダ・メキシコには、「既に関係国間で合意した条文は原則として受け入れること。再協議の要求はできない。」という著しく不利な条件を求めていた事実が判明し、国会においても安倍総理は明確な答弁が出せず、不信感は大きく膨らんでいます。
安倍総理は、当初、オバマ大統領との会談において、「全ての物品を交渉対象とする」「最終的な結果は交渉で決まる」「一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものではない」という言葉を言い訳にし、だから参加しても大丈夫という詭弁を繰り返していましたが、前段に述べた後発参加国に対する条件について、政府は昨年すでに情報を得ていたことも国会で問題となっています。
道議会では、作日、民主党が提案をしたTPPに関する道議会決議案に対し、自民党の内部で同調しない動きが起こり、また、公明党も稲津久衆議院議員が農林水産政務官に就任していることなどを考慮し、決議案に難色を示しました。
これまで、道議会も党派を超えて一丸となり反対をしていたにも関わらずです。
いかがなものかと思っていましたが、最終的には決議案の文案を修正し全会派一致で決議する方向となり、今日、午後からの本会議で可決成立することになりました。
本日の会派議員総会において、「今までは知事、議長、農政委員会、超党派の農政議連を中心に国へ陳情していましたが、この問題が最終場面を迎えていることを踏まえ、道議会の意志を全員で国へ陳情してはいかがか」と提案をいたしました。
各会派の動向も有り、実現するかどうかは会派役員会に委ねましたが、大きなインパクトがあると思います。


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