どれが本当の来客数?
- 2015年02月17日
国土交通省の交通政策審議会が、交通政策基本計画を国交大臣に答申しました。
その内容には北海道新幹線の交流人口が盛り込まれ、2016年3月の開業後から3年間で交流人口を10%増やす計画となっています。
それによると、首都圏と道南の交流人口は12年度で年間約60万人ですが、開業から3年間で10%増やすというもの。
10%ということは6万人、1日平均164人増ということです。
これまで道の経済界が試算した内容は、1日9,500人の交流人口、これに道が行ったアンケート調査を加味すると下り便は半数の4,750人となり、これに道内在住者以外の道外からの来道者率60%(アンケート結果)を換算しますと2,850人で年間約104万人、その内道南に向かう客数率46%(アンケート結果)を換算しますと1日平均1,311人、年間約47万8,500人ということになります。
更に、日本政策投資銀行の調査では、年間12万9,000人で、1日平均にしますと353人が増加するとしています。
単純に比較しますと、
・国交省の計画 :年間約 6万人、1日平均 164人増加
・日本政策投資銀行 :年間約13万人、1日平均 353人増加
・道経済界+道アンケート :年間約48万人、1日平均1,311人増加
どの数字もそれなりの権威が試算した数字ですが、これほどにも差が生じていると、どれが信用に足る数字なのか判らなくなります。
どの数字に重きを置くかで、今後の様々な対策に大きな影響を来します。
知事はどの数字を基本におくのでしょうか。