ふと本音が
- 2015年10月15日
高橋はるみ知事は、14日の定例記者会見において、TPPの大筋合意の内容が、国会決議を遵守したかどうかについて問われ「現段階では交渉内容が明らかでなく、具体的に示されていないので判断できない」と答弁しましたが、併せて「関税引き下げなどの影響はこの1、2年よりも10数年後の方が大きい。金額の多い少ないではなく、政権や首相が代わっても永く続く万全な対応が重要だ。」とも話されました。
“ちょっと待って、ちょっと待って、はるみさん。”
交渉内容が明らかでは無いと言いつつも、セーフガードが切れることまでご存じではないですか。
無論、重要5農産物以外の食品約400種類についての関税引き下げや撤廃は、かなり前に報道されていますから、知らないはずは無いわけですが白々しく答えるところが憎いですね。
そして、「政府による万全な対応が重要だ」ということも北海道の知事として話されていますが、気持ちは分かるにしても、すでに条件闘争をお認めになってしまいました。
これまで、オール北海道として取り組んできたJA北海道を含む関連18団体の方々との意見交換はまだのはずです。
無論、18団体の1つでもある道議会への対応もまったくありません。
すでに知事は、「自ら出向いたハワイでの交渉時に政府に頭をなでられてしまった」という話も聞かれるところです。
まさかと思いつつ、そうかも知れないとの懸念も払拭できません。
やはり貴方の顔は永田町に向いているのですね。