まずはセキュリティー(ブログ3271)
- 2023年07月07日
今日は「七夕」、宇宙では年に1度のロマンティックなドラマが展開することでしょう。
私の幼少期は、七夕の夜には提灯にローソクを灯して町内の家を訪ね「竹に短冊七夕祭り 追いは嫌よ ローソク1本頂戴な けない(くれない)と掻ちゃくぞ」と玄関を開けて歌い、ローソクとお菓子をもらって歩きました。
我が家は提灯では無く、父が作ってくれた缶詰の空き缶に「釘」で模様を打ち込み、持ち手を作って中にローソクを灯すという手作りの提灯持って回りました。懐かしく思い出します。
そんな楽しみな年中行事を尻目に、日本は連日「マイナ」、「マイナ」に振り回されています。
昨日説明したことが、今日は全く違う内容に変わっています。こんなひどい「猫の目」政治はこれまで経験をしたことがありません。
そもそも、制度として確立しておらず、国民も理解していないマイナンバーカードと、何でもかんでもカードに紐付けて個人情報の全てを掌握してしまおうとする「黒い企て」がそれぞれ違う方向に向かい始め、統括するデジタル庁は官民の寄り合い所帯で組織の文化が全く違い、意思疎通の方法や会議の手法もバラバラ感が満載、そこを仕切るのが我が道を行く河野太郎氏、関係省庁もカード自体の普及を担当する総務省、マイナ保険証を担当する厚労省、それぞれが調整もせずに責任回避だけに汲々としています。
マイナカードを導入する前に、総務省は、全国1718自治体がバラバラに作ってしまった個人情報保護制度を、統一的する事から始めなければなりませんが、今のままこれを統一すれば弊害も多く発出する事になります。
マイナカードを様々な場面で利用できる様に進めることを目的としていますが、そのことによって政府だけでは無く、そして業界だけでは無く、アンダーグランドの方々も手ぐすねを引いています。
日本のセキュリティーは先進国から2周遅れと言われていますが、そのセキュリティーを完備しないうちに導入だけを急げば、負の出来事ばかりが起きることになるでしょう。
情報を使った犯罪はクラウドにも入り込み、日増しに高度になっていきます。
政府のコンピューターに入り込むことなど、既に過去から行われています。
政府が今やることは、世界レベルのセキュリティーを構築していくことであり、高いセキュリティーのもとで各種サービスや情報の管理を行うことではないでしようか。