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またもや遺憾で済ます?

  • 2018年02月21日

 連日の日本選手団の活躍に少し浮かれてしまっている感が有りますが、国内では大きな問題も様々起きています。

 この間、「裁量労働制」を審議し、導入を答申した「労働政策審議会」でしたが、その審議の基となった厚労省の資料が、歪な内容だったことが明らかになったこと。

 また、憲法改正に関わる自民党の改正4項目について党内議論をまとめつつあること。

 そして何より、米軍三沢基地所属のF16戦闘機が離陸後にエンジントラブルを起こしたことから、搭載していた燃料タンク2基を投機、そのタンクがシジミ漁をしていた小川原湖の漁船の目の前約200m先に落下、燃料が湖の漏れて休漁を余儀なくされた事は、これまでの米軍ヘリによる様々なトラブル以上の衝撃を私たち与えました。

 これまでも米軍機の事故が起きる度に「厳重に抗議する」、「再発防止を申し入れる」と答弁していた政府ですが、国民は「政府が米軍に対して毅然とした態度を取ることはないだろう」と思っています。

 これまで、沖縄県を中心に数え切れないくらい同じような事故が繰り返されてきましたが、何の改善もないまま、現在も日本国中の空を好きなように飛び回っています。

 敗戦国の中でも、ただ一ヶ国日本だけが不条理な内容の地位協定を結ばされ、未だに改善されていません。

 以前にも述べましたが、イタリアやドイツも地位協定を結んでいますが、米軍に対し国内法を遵守させています。

 米国の植民地であったフィリピンでさえも、米軍基地であったスービック空軍基地やクラーク空軍基地は日本の思いやり予算とは真逆に、毎年数百億円にも及ぶ「家賃」を米国に支払わせていましたし、その後、米軍人によるフィリピン女性暴行事件を発端に基地返還運動が広がり、米軍基地を返還させた経験が有ります。

 今は、中国の南沙諸島への介入などから基地の共同利用をしていますが、今までの地位協定を見直し、米軍はあくまでも客人として基地を使用しても良いという協定を締結し、イタリアやドイツと同様に国内法を遵守させ、国内に何を持ち込むかはフィリピン政府の許可が必要ということになりましたし、裁判における「互恵性」も確保しており、米国とは対等の地位協定となっています。

 一方、日本は・・・。

 まさしく憲法9条改正より日米地位協定の見直しを行い、対等な同盟関係を作り上げることが、遅ればせながらですが今の政府の進むべき道ではないでしょうか。


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