またも泊原発でのミス
- 2019年12月26日
北電泊原発から大気に放出する排ガスに含めれている放射性物質の量について、31年間も過小に報告していたことが報道されました。
北電の言い訳は、「保安規定で定められた目標値を下回っているから環境に影響は無い。」というものでしたが、ここに北電の体質が現れています。
福島原発事故以来、放射性物質については非常に敏感になっています。
そしてその原因は、国や電源事業者が人体への影響についての年間被曝量を都合のいいように誤魔化してきたことによります。
今回も、環境に影響が無いとの言い訳ですが、問題は1号機の試運転時から31年間もの長い間、自動計算するシステムに不備があったことを気がつかずに放置していたことであり、そのことへの認識が欠けている北電が原発を運転する事への不信です。
「こんな」と言っては語弊があるかも知れませんが、北電は単純なミスが多すぎます。
大事故は単純なミスの積み上げによって起こりえるものです。
その都度謝罪をすれば、頭の上を通り過ぎてしまうと思っているのだとすれば、泊原発は永遠に稼働させるわけにはいかない代物ではないでしょうか。