またも県民の声を無視
- 2019年07月25日
今回の参議院選挙では、沖縄県選挙区の自民党公認・公明党推薦安里繁信氏を、オール沖縄共同代表の高良鉄美氏が退けて当選、またも沖縄県民は辺野古NOを政府に突きつけました。
そして、イージスアショア配備に揺れている秋田県選挙区においても、自民党公認・公明党推薦である現職の中泉松司氏を野党統一候補の新人候補である寺田 静氏が破り、イージスアショア配備NOという県民の意思を明らかにしました。
河北新報が出口調査でイージスアショアの国内配備について、聞き取り調査をした結果、
寺田 静氏に投票した有権者のうち「不要」、「どちらかといえば不要」と回答した割合は77.1%。
新屋基地への配備に関しては、
寺田 静氏に投票した有権者のうち「反対」、「どちらかといえば反対」と回答した割合は82.1%に上り、秋田市内に限定すると9割を超えたとのことです。
にもかかわらず、政府は沖縄県の辺野古基地建設は計画通り進めるとし、秋田県新屋基地へのイージスアショア配備については、地元へ丁寧に説明をすると答え、計画を変更する気はまったくありません。
すなわち政府は、選挙の結果として与党候補が勝てば地元の理解を得たとし、野党候補が勝っても計画を見直すことはしないということです。
今の政権には、「地元の声」、「地元目線」という言葉は無く、有るのは権力者としての「天の声」、権力者としての「上から目線」」だけであることがこの選挙によっても証明されたということです。