みんな嘘
- 2020年05月26日
黒川前東京高検検事長の処分について、法務・検察関係者が「当初は懲戒相当と判断したが、官邸の意向で訓告となった」ことを明らかにし、これまで首相が「検事総長が諸般の事情を考慮し、適切な処分を行ったと報告を受けており、そのことを内閣として追認した。」という説明を否定しました。
森雅子法相は、「内閣とも並行して協議をしてきたことから、首相と私の答弁に矛盾はない」と安倍氏の言葉に合わる忖度を行い、無理なつじつま合わせを行っています。
これまで、数多くの「嘘」をついてきた安倍晋三氏、そして、その嘘に合わせるため官僚や閣僚たちが無理な言い訳を繰り広げてきたことを、私たちはしっかりと記憶していますから、このことだけでは無く、これからも安倍晋三氏が何を言ってもそれは「嘘」であると思っています。
1国の宰相の発する言葉が国民から信じられなくなったのは、偏にご自身の不徳のいたすところで致し方のない事なのですが、当のご本人は、最高責任者の嘘を繕うのは部下の仕事とでも思っているのか、全く意に介していません。
女優の松坂慶子さんが、1993年にヒットさせた「愛の水中花」という歌があり、その歌詞に「これも愛、あれも愛、たぶん愛、きっと愛」というフレーズがありますが、今の安倍晋三氏の言葉は、「これも嘘、あれも嘘、たぶん嘘、みんな嘘」ということです。