アベノマスク一定の効果
- 2020年07月03日
政府は30日の会議で、新型コロナウィルス対策における「アベノマスク」について、「感染拡大の防止に一定の効果がある」という閣議決定をしてしまいました。
その一方で、一定の効果については「特段の検証を行っていない」とも説明したことから、ネット上では突っ込みが多くなっています。
一般的に布マスクは不織布マスクに比較するとフィルター能力が低いというのが、マスクメーカーの評価であるにも関わらず、何でも閣議決定してしまうアベノ内閣の底の浅さがここでも露呈してしまいました。
閣議決定とは、時の内閣の意思が盛り込まれたもので、非常に重い決定ですが、今回を見ても一定の効果があるという科学的な検証も、国民のどれほどの方が使用しているのかの調査も行わず、単に政策は間違っていないのだという言い訳のため閣議決定でしかありません。
国会が閉会していますからいちいち閣僚が一堂に会して確認したわけでは無く、いわゆる文章を回覧する「持ち回り」閣議で了承を得たものと思われますが、各大臣達はその文章を見て承認の印を押すのに、何の躊躇いも無かったのでしょうか、自らもアベノマスクを使用したことの無い(テレビでは安倍氏以外見たことが無い)大臣の皆さんの無責任な押印、まさしく資質では無くお友達で選ばれた方々です。
市中では不織布のマスクも出回り、夏に向けた冷感マスクも商品化されています。
安倍氏以外使用しているのを見たことも無いアベノマスクですが、誰も使わないアベノマスクを回収して福祉施設などに寄付しようとする動きがあります。
様々な団体が募集をしていますが、集めたマスクを何処に寄贈しようかと悩み、アチコチに頼んだ結果、結局、児童施設や介護施設がストック用に受け容れているようです。
安倍総理秘書官の単なる思いつきに総費用約260億円を投入した結果、一般家庭においてはタンスか机の奥に、それ以外は施設の倉庫に眠っているだけのようです。