アメリカとロシアの間で
- 2016年09月25日
衆議院1月解散説が、囁かれているようです。
プーチン大統領との「日ソ平和条約」締結の成果を持って解散すれば、多くの国民の支持を得られ、選挙戦は勝利、日ソ平和条約締結、そして北方領土の一部返還でも実現すれば、歴史に名を残す宰相として自民党の総裁任期延長にも繋がり、憲法改正にも弾みが付くという一石○鳥にもなるという皮算用を描いているのでしょうか。
果たして、そんなに旨い話が実現するのか?
日本がロシアに接近し過ぎていることを快く思っていない国があります。
言わずもがなのアメリカです。
安倍晋三に対し、2度にわたる忠告をしたにも関わらず、全く無視をされたアメリカ。
シリアにおいても熾烈な主導権争いのまっただ中である米ロ両国、中国との経済関係でもライバルであり、ここに原油取引などのエネルギー問題も加わり、どちらも引けない状況の中で、アメリカにとっては同盟国、そして何でも言うことを聞くだけではなく、機嫌まで取ってくれる国がロシアに傾いていくことは許し難い事だと、アメリカは厳しい態度に出てくるものと思います。
その時、安倍晋三がそれでもロシアとの平和条約を優先するのか、事はアメリカとロシアとの関係の中に入って日本が板挟みに陥ること、そして、アメリカ大統領がトランプになろうがヒラリーになろうが、今のオバマ大統領より厳しい対応を求められるのは必定。
これらの事をどのようにクリア出来るのか、難しい問題だと思います。