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ウィズ・コロナ

  • 2021年09月05日

 菅氏の退陣が1ヶ月後に決まっても、コロナ対策は今の菅政権の最優先のシゴトのはずです。

 政府は、新型コロナウィルスのワクチン接種の進展を見据え、緊急事態宣言の発令地域でも、十分な対策を取っていれば、飲食店の酒類提供を認めるとする「行動制限緩和案」なるものを明らかにしました。

 詳細な内容はまだ発表していませんが、この考え方に対し、感染症対策分科会は接種が進んでも制限緩和は段階的に進めるべきとの統一見解をまとめたとのこと。

 また、尾見会長は、接種の証明と陰性検査を組み合わせた「ワクチン・検査パッケージ」を提案しました。

 第5波の感染拡大も新規感染者の数だけはピークアウトに向かっていますが、重症者数は日々記録を更新中です。

 そして、未だに感染者は全員入院できず、自宅療養を強いられている方々は全国でも多く、不安な毎日を過ごしています。

 9月に入って学校は夏休みが終了し、子ども達の感染が徐々に広がり、地元函館市も学校閉鎖や学級閉鎖が複数校で発生しています。

 政府は、10月11月には希望者全員への接種を終えたいとし、その後の経済活動の推進として緩和策を考えているようですが、諸外国では、規制→緩和→規制→緩和を繰り返し、一向に収束へは向かっていないというのが現状です。

 政府が誤ったメッセージを発し、医療の立場からブレーキ役を果たさなければならない感染症対策分科会までが、それを容認するかのような声明を出すこと自体に疑問を感じます。

 政府は、ゼロ・コロナでは無くウィズ・コロナに政策転換したのであれば、国民にしっかりと説明すべきですが、今まで同様に説明は為されていません。

 その場合、十分な感染対策を飲食店だけに求めるのでは無く、利用者にも厳格に守ることを求めるべきで、飲食中の会話を十分に控える事を遵守するならば、酒の提供や開店時間も制限することもないでしょう。

 私の知人が<例えば、会話が少ない「バー」や、静かに音楽とアルコールを楽しむ「ジャズ・喫茶(バー)」、「ピアノ・バー」、個室で少人数に限定した「割烹」や「レストラン」などは、静かに飲食や音楽を楽しむ場としてモデル的に緩和するなど出来ないものか。>と話していました。一考の価値はあると思います。

 政府は、ウィズ・コロナの生活様式として具体的な取り組みを示すべきだと思います。


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