エイプリルフール
- 2018年04月01日
4月1日エイプリルフール、子どもの頃にはこの日によく他愛のない「嘘」をついて楽しんだものですが、大人になってからは徐々にジョークネタの嘘をつく事も少なくなり、今では、4月1日も普通の日となってしまいました。
エイプリルフールの起源は諸説ふんぷん有り、その昔、ヨーロッパでの新年が3月25日で、その日から4月1日迄を、春の祭りとしていましたが、フランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用、これに反発した人々が4月1日を「嘘の新年」としてバカ騒ぎを始めました。しかし、シャルル9世がこのことに激怒して、嘘の新年を祝っている人々を逮捕・処刑しました。
庶民は、この事件を忘れないために、その後も「嘘の新年」を祝うようになったのが始まりという説が有力のようですが、これも定かではないようです。
4月1日には世界中の新聞が「ジョーク・ニュース」を掲載したりして楽しんでいましたが、最近では、これらのニュースを真に受ける事もあって、エイプリルフールの記事を自粛するようになりました。
最近は企業がエイプリルフールネタを提供しているようですが、
・ネスカフェ→ビール業界に参入、コーヒー味のビールか
・アース製薬→お風呂でキノコ栽培キットを販売
・ジェットスタージャパン→空飛ぶカラオケ便を運行
・ピザハット→鳩が届けるピザハト・サービス開始
・セイコー→忍者専用手裏剣型グランドセイコー発売
他には、誰が考えたのか、
・キットカット→キットカット・お好み焼き、寿司、新発売
・森永製菓→チューブ入りの練乳が歯磨きに
・テプラ→「Hey TEPRA」と話しかけると、ラベルに印刷して答える
・マクドナルド→ハーフサイズの「半バーガー」登場
など、笑えるものが結構有ります。
しかし、こうやって楽しむのもいいですが、最近ではトランプを初め、あらゆる「フェイクニュース」がエイプリルフールに関係なく世界中を飛び交っています。
熊本地震の時は「動物園のオリが壊れてライオンが市内をうろついている」と画像まで偽装したフェイクニュースがネットに流されました。
エイプリルフールを楽しめる時代が少しずつ変化し、殺伐とした社会が肥大してきているような気がします。