エグゼへの訴訟は?(ブログ3462)
- 2024年01月21日
近畿日本ツーリスト静岡店が、新型コロナウィルスにおけるワクチン接種のコールセンター受託業務において、掛川市と焼津市から計約2億2000万円分の水増し請求をした事件で詐欺罪で訴えられていましたが、関わった社員に有罪判決が確定しました。
近畿日本ツーリストは、この他にも大阪支店で約8億9000万円の水増し請求をしていチャコとが判明しています。
新型コロナウィルス感染症の蔓延で、本業の旅行業務が停滞し、その穴埋めを行おうと犯行におよんだようですが、自治体は、業績が悪化している旅行業者に何とか支援をと考えて業務を委託しました。しかし、その行為を踏みにじる行為に及んだのです。
近畿日本ツーリストと言えばJTBに継ぐ大企業ですが、社内コンプライアンスが全く機能していなかったということが明らかになりました。
北海道では、電通の子会社で有る「電通北海道」が道との契約を無視して自社系列の会社に再委託、この再委託を受けた「電通エグゼ」が更にコールセンターに再々委託、その際に水増し請求をする様に支持し、道に約1億5200万円の架空の水増し請求を行いました。
また苫小牧市では、東京の高齢者への介護スタッフ派遣事業者が運営費の水増し請求を行い、道に約1億7000万円の損害を与えました。
新型コロナウィルスワクチンも、高齢者介護も弱者への施策です。この保健・福祉の施策を利用して悪事を働いたものです。
各自治体は、委託先がいくら大企業で有ろうとも、専門の業者で有ろうとも、請求された内容についてただ信用するのでは無く、慎重な精査を行うことが必要です。
そして、北海道は、電通エグゼ等について訴訟を検討することにしていましたが、その後、どうなったのか、一向に報告が有りません。
※明日から木曜日まで、「産炭地域振興・エネルギー問題特別委員会」の道外視察が行われるために、ブログはお休み致します。