オスプレイ札幌上空へ(ブログ3668)
- 2024年08月26日
陸上自衛隊のオスプレイが札幌市の丘珠空港へ着陸しました。
札幌市の上空を飛来しているオスプレイを目にした札幌市民は、不安に駆られたのでは無いかと思います。この札幌市上空への飛来について、北海道防衛局は札幌市長への情報提供も行わず、まさしく自分勝手な防衛上の秘密を理由に、事前に知らせるなど当初から頭になかったと言うのが正解なのでしょう。
札幌市は、このことについて、北海道防衛局に対し札幌市に対する十分な情報提供や安全監理の徹底を求める緊急要請を行いました。当然の処置だと思います。
この要請について「国としても責任を持ってしっかりと対応する」という回答を得ていた事も明らかになりましたが、秋元市長は「飛行ルートなどは示されておらず、市民の不安が解消されるほどの十分な情報提供が為されていいないという認識だ」と記者会見で北海道防衛局の回答を批判しました。
これまでのことを思い出せば、防衛局の回答がそのまま守られた事は無かったと記憶しています。つまり、「要請には型どおりの回答をするが、それに拘束される事は無い」というのが防衛省のこれまでの方針です。「一応、聞いておく」ということです。
22日には、丘珠駐屯地~帯広駐屯地~旭川駐屯地等に飛来するようですが、通過予定の市町村には何の事前の情報提供は行わないでしょう。
なぜ、米国のオスプレイではなく、我が国の自衛隊のオスプレイにまで神経質になるのかという方もおられるでしょう。
しかし、これまでもブログで掲載して来た様に、 オスプレイの変速機の故障が過去5年間で60件にも及び、少なくても41件で破損の兆候があったことが明らかになりましたし、過去10年間では、修理のために機体から取り外された変速機は609個だったことも判明しました。これまでにも言われていたようにオスプレイは完全に欠陥機だったようです。鹿児島県屋久島での墜落事故で米兵8人が死亡した原因も変速機に起因しています。それが事実です。
したがって、オスプレイは何時事故が起こるか分からない、またその可能性がこれまでの航空機の中でダントツに高い比率を誇っています。
こんな欠陥機を購入した政府にも疑問がありますが、安全だと言うことが明らかになるまで、オスプレイの国内上空の飛行は、行うべきではないと思います。