オスプレイ横田基地配備
- 2018年04月08日
オスプレイCV22・5機が横田基地に配備されました。
計画では、秋の予定だったようですが、地元では事前に何の報告もなくいきなりの配備に戸惑っています。
3日に前倒し配備の公表はされたようですが、米軍が防衛省に伝えたのは先月の16日だったようです。
オスプレイの配備は、沖縄普天間基地以外、佐賀県に配備する予定でしたが、ご存じの通り佐賀県の住宅に陸上自衛隊のヘリが墜落するなど、度重なる事故で見通しが立たなくなり配備先の目途が未だに立っていません。
候補地は熊本県の陸自・高遊原駐屯地や千葉県の陸自・木更津駐屯地などが上がっていましたが、それぞれネックが有り決定打に欠けるようです。
一方では、自衛隊にも18年度からオスプレイの納入が始まります。
さらに、今回の横田基地への配備は北朝鮮への対応と目されていますが、そうなれば、もしもの場合、都心の横田基地が北朝鮮の標的になることは避けられません。
それ以上に横田基地を中心に行われる訓練が、昼夜を問わずそれも低空飛行で行われれば地域住民にとって、騒音も含めて生活上の不安はこれまで異常に膨らみ、日常の生活に著しく支障を来すものとなるでしょう。
ましてや、日米安保・日米地位協定上、首都東京の制空権は米軍が握っていますから、いつでも何処でも好きなように飛行が可能となっており、首都圏の住民も、沖縄と同じような状況下に置かれるのではと危惧します。
ドイツやイタリアなどの敗戦国でありながら米国と対等の地位協定を結んでいる国と同様に、日米地位協定を見直す大きなうねりを作り出さなければ、いつまで経っても問題の解決にはならないと思います。