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オポジション

  • 2021年09月15日

 今日の道新のコラム「卓上四季」に、「オポジション」という言葉が出ていました。

 この中で、<近年は野党を「反対ばかりで無責任」と指摘する声も聞くが、批判や反論が敬遠されがちな社会の風潮だけでは無く、野党という言葉のイメージも影響しているのか▼もっとも議会制民主主義では政府に反対意見を唱えることが野党の責務だ。英語で野党は「オポジション」、言語は「反対勢力」である。明確な理念に基づき政権の問題を突いた上で選択肢を示すことが使命と言える▼今日は立憲民主党が旧国民民主党と合流してから1年でもある。支持率の低迷は国民を振り向かせるだけの論戦を展開できなかったためでもあろう。民に心に響く政策は批判力を磨いてこそ生まれる。> と指摘しています。

 一般的に通常国会では50本から80本の法律が政府から提案されますが、立憲民主党は約8割の法案に賛成をしています。

 法案に関わっては、国民生活や人権などに大きな問題がある場合などに、そのことを指摘して反対の論陣を張り、修正案や対案などを示しています。

 一方、政権与党の議員が起こした贈収賄など金銭がらみの事件や、コロナに対する政策の甘さや対策の遅さなどについては、国民の命に関わる問題として批判し改善を求めます。

 さらに、米国追従だけを基本とする外交についても、アジアの一員である日本の立ち位置や平和外交を基軸にした対外政策などを指摘し、エネルギー問題についても地球規模で考え、新自由主義からの脱却、国民への幅広い扶助など、独自の政策を掲げています。

 今朝の「羽鳥慎一モーニングショー」で政治学者の東京工業大学中島岳志教授が、価値観であるリベラル:パターナルを横軸(X軸)に、社会的リスク:個人的リスクを縦軸(y軸)にしたマトリクスで説明をしていましたが、安倍・菅、麻生・二階政治と対立するところに立憲民主党が位置している。これに近いのが総裁選での岸田氏、石破氏だと解説していました。

 最初の話から少しずれてしまいましたが、野党第1党の立憲民主党は、反対ばかりで無責任では無く、明確な理念に基づき政権の問題点を突き、さらに国民に明確な選択肢を示していることを伝えたかったのです。


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