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オリンピック

  • 2014年02月08日

 ソチ・オリンピックが始まりました。

 一方、日本は、2020年に東京オリンピックの開催が決まり、東京都知事選の争点にもなっています。

 今回のソチ・オリンピックの日本選手団にはいつもの力を発揮し、初期の目的を果たされますようお祈り申し上げますが、いつものことながらTVなどでは、「捕らぬ狸の皮算用」で、メダルの数ばかり先行しています。

 東京オリンピックまで6年あまりですが、開催国として選手の育成・強化が大きな課題であることはその論を待ちません。

 しかし、今回の補正予算や新年度予算を見ても、オリンピックに向けた公共事業は目に付きますが、肝心の選手の育成・強化に関わる予算はどこにも見ることが出来ません。 選手の育成は、短兵急に出来るものではなく、小さいときから時間をかけて選手を発掘し、そして資金を投入して練習環境を整え、国際試合の経験もたくさん積むことが大事ですが、政府には、その視点と配慮があるのでしょうか。

優秀な選手の育成・強化と、これを機会とした「国民皆スポーツ」の醸成を推進すべきだと思います。

 そしてもう一つ、安倍首相は中国・韓国との関係を今後どのようにしようとしているのでしょうか、偏狭なプチ・ナショナリズムで、舐められたくないとばかり首脳会談も行わず、「こっちは門戸を開いている。話し合いを求めない相手が悪いのだ。」とこれからも、今と同じ態度を取るのでしょうか。

 オリンピックの開催を決めた国は、世界各国との関係を良好なものにする覚悟と努力が求められ、それが、オリンピックを開催しようとする国への国際評価につながります。

 このままでは、中国と韓国が東京オリンピックの参加をボイコットしかねません。

 政治が原因でボイコットが起こったオリンピックは、メダルの評価も低くなり、アスリートにとっても悲しいものとなります。

 オリンピックは国や地域、民族を越えて世界が一つになる祭典です。

 安倍首相は、このオリンピックに暗い影を落とすことなく、早急に中国・韓国との友好関係に力を注ぐべきです。


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