カジノ基本計画先送り
- 2019年05月24日
政府が「IRカジノ基本方針」を秋以降に見送ることになりました。
国民にあまり評判がよくない政策を強引に進めれば、参議院選挙に影響が出てくるという計算が働いているようです。
いつの選挙もそうですが、政権与党の争点隠しは常套手段のような気がします。
直近では沖縄知事選で「辺野古新基地建設」が争点でしたが、このことには触れず沖縄振興:経済政策を前面に出し、北海道知事選では「IR、JR、泊」の争点三点セットについて、選挙後に道民目線で判断したいと選挙演説では極力触れず、ここでも経済振興を中心とする抽象的な言葉を前面に出した選挙でした。
さて話を戻しますが、政府によるIRカジノ基本方針の先送りで鈴木知事もそれに乗っかるように、道によるIR誘致実施方針の策定に関わる約2億円規模の事業費の予算計上を6月議会には盛り込まないことを決めたとのこと。
新知事にしては、懸案課題が先送りになりホッとしているところだと推察します。
ところで、知事が選挙戦で繰り返すように発言してきた「道民目線で判断」というフレーズですが、あまりにも抽象的で私たちにはその真意がわかりません。
道民目線とはどういう定義なのか、6月定例会ではそこをはっきりさせなければならないと思います。