カナダ首相原爆資料館再訪(ブログ3244)
- 2023年06月10日
カナダのトルドー首相が、公式にG7首脳と原爆資料館を訪れただけでは無く、サミット最終日の午後に非公式に再訪しました。
これは、トルドー氏の意向も働いたものと思いますが、カナダ側から、「今回来日したカナダの同行チームにも見せたい。」との要望が有り、非公式の扱いで行われました。
以前にもブログに掲載させていただきましたが、オバマ氏の訪問は資料館のロビーで10分間、今回のG7首脳の訪問は約40分ほどでしたが、バイデン氏は核のボタンを携行し、視察内容も米国の要望通り、原爆の現実を薄めた内容だったようです。
そして、広島の選挙区から選出された岸田氏は、何のためらいも無く米国の言うとおり了承したのでしょう。ただただ、G7首脳が資料館を訪れたという実績を作るための「やっている感」を国民に演出するためだけの中身の無い日本の首相の実態です。
しかし、トルドー大統領を含めたカナダチームが訪れた時の視察内容は公表されていないものの、通常の展示内容を視察したと思います。
核を保有していないカナダだからこそなのでしょうか。しかし、このことは大事な事で、G7に参加する首脳とそのブレーンが原爆の実相に触れたことで、少なくても核使用にブレーキをかけてくれるものと期待したいと思います。
同じ米国の友好国ですが、カナダと日本とはこれ程に政治家の信念と資質が違う事を、トルドー首相の行動で知ることが出来ました。