ガソリン補助(ブログ3321)
- 2023年08月26日
政府のガソリン補助が9月末で終了しますが、このまま補助を解消すれば、ガソリンは必然的に200円の大台に入っていくことになります。
そのことが様々な社会活動に影響を及ぼすことになる事は、誰の目にも明らかであり、政府も重い腰を上げざるを得ないところに追い込まれています。
処理水の海洋放出で不評を買っている政府・自民党は、これ以上の政権支持率低下を防がなければならない事から、ガソリン補助を少なくても年末まで延長することを検討し、月内にも方向性をまとめることにしました。
しかし、年末で終了するということは、年明けから値上げされるということと同義ですから、果たして年末で終了するとあの岸田氏が判断できるのでしょうか。
とりわけ北国は冬期間に暖房が必要であり、さらに車両の必要性が高まり雪道により燃費は下がります。
そうなれば、年度末まで延長と言うことが視野に入ります。
春になれば人流が活発になりますから、そこで終了することも難しくなるでしょう。
その間に総選挙にでもなれば自民党は目も当てられない結果が待っていることになりますから、岸田氏の手による解散は遠のくことになると思います。
つまり、APECの戦略による原油の減産と円安、ロシアによるウクライナ侵攻が解決しない限り、ガソリン補助は抜け出すことの出来ない蟻地獄に入ることになります。
燃料補助は、化石燃料の使用によるCO2排出を助長することから廃止し、その分、低所得者にエネルギー支援を行うべきとの意見もありますが、私はしばらくの間は補助が必要だと思っています。
その間に、再生可能エネルギーの普及を国策として行い、電力使用者の再エネ賦課金を減少し、エネルギーの地産地消、自家発電とEV車の普及に多くの資金と技術を投入し、輸入に頼る化石燃料、CO2排出の金縛りから抜け出すしかありません。
早く手を打てば、それだけ早くエネルギー問題は解決に向かいます。