キノコ採取で逮捕
- 2017年04月19日
キノコを採取すると、「採取したキノコがテロ集団の資金源になり得る」とし、「組織の維持、運営に必要な資金を得るために計画することは現実的に想定される」と金田法相は見解を述べましたが、山尾衆議委員だけではなく「これがテロとどういう結びつきになるのか」国民は判然としません。
当然、そのことを求めましたが、金田法相は結局明らかにできずじまいでした。
キノコを採取して、どの程度の資金源になるのかお聞きしたいものです。
秋に入ると、「落葉」や「ボリボリ」などのキノコが出始めますが、山に入って採取してくるのはせいぜいお年寄り、それも小遣い稼ぎ程度ではないでしょうか。
地元函館では、近郊農家の方が朝市や中島廉売で皿に乗せて売っている姿が見られますし、国道沿いの即売店でドライブがてらに買っていく程度の他は、最寄りのスーパーなどでパックに入れられて売っているのを見ることは出来ますが、組織的な資金源になるとは想像できません。
何百円程度で売られているキノコが、数十万・数百万単位のテロ資金になると言い切る大臣は、どのような基準でものを考えられているのか(マツタケの大量採取?)・・・。 安倍晋三が今も声高に主張する共謀罪が「東京オリ・パラ」を開催する必須条件であるとするならば、テロに集中した法整備にすべきではないでしょうか(条約では必須条件ではない)。
そして、想定されるテロが、これまでのサリンやハイジャック、爆発物等による無差別殺傷などを取り締まってきた既存の法では対処できないと言う根拠、そのために新法が必要だという根拠を明らかにし、それに絞った法案として国会に提案すべきではないでしょうか。
安倍晋三の言うとおり、あくまでも東京オリ・パラ対策であればですが・・・。