クリフエッジ
- 2022年06月27日
北海道にも真夏の雰囲気が訪れました。
一昨日・昨日の函館市の気温は24.7℃、と24.5℃、両日とも夏日(25℃以上)に限りなく近づいています。
しかし、本州の関東以南では真夏日(30℃以上)を越して猛暑日(35℃以上、酷暑日とも言う)、いやそれ以上の40℃を越える日も有り、昨日も熱中症で運ばれた人が150人以上となっています。
ラニーニャ現象がこの暑さの原因とのことですが、欧州でも連日の暑さで山火事が起き、さらに、水不足も重なっています。
地球がおかしくなっている、地球が病んでいるということなのでしょうか、いや、人類が利己に走りすぎて歯止めがきかなくなりおかしくなってきた。その結果、地球が犠牲となりおかしくなってしまったというのが正しいのかも知れません。
そして、おかしくなった人類は自制する事無く利己の欲望を追求し続けることを止めません。
地球温暖化が地球に住む人類共通の重大問題である事はわかっていても、化石燃料に依存し続け、二酸化炭素吸収に森林が果たす役割が大事で有ることをわかっていながら大規模開発を止めません。プラスチック廃棄物が海洋汚染を引き起こし、今や世界の海洋に生存する魚類の総量に匹敵する程になっているとわかっていても、日常生活はプラスチックに依存しています。
そして、何よりも環境を破壊してしまう戦争を、また始めてしまいました。
戦争は環境だけでは無く人心をも破壊してしまいます。
その影響は、当事国と様々な関係を持つ国々にもおよび、その結果、飢餓に見舞われ多くの命が失われます。人類の愚かさが人類をクリフエッジにと追い込んでいるということを、今、この時に気づかなければ、取り返しが利かなくなるのではないでしょうか。