シリア攻撃支持の影響
- 2017年04月14日
トランプがシリアを攻撃しました。
これでトランプが意識していたロシア・プーチン大統領との良い関係は、少なからず溝が出来てしまい、安倍晋三が進めた米国とロシアの「2兎を追う」外交にも影響が出てくることになってしまいまいした。
大統領に就任する前からトランプ参りをしてご機嫌を取り、破格の経済支援と経済投資を約束、一方で米国の懸念をよそに、日ロ首脳会議を地元の山口県で開催しましたが、北方4島の帰属問題は1mmも前に進まないばかりか、この会談でもプーチンにロシアとの経済協力を飲まされた安倍晋三。
どちらも日本が得るものが無く、ただただ相手に言われるままの条件を飲んでしまった朝貢外交でした。
そこまでして米国とロシアのご機嫌を取っていた安倍晋三でしたが、今回のトランプのシリア攻撃に、同盟国としていち早く安倍晋三が支持を表明したことから、トランプにはいい顔が出来たのかも知れませんが、プーチンにとってみれば、やっぱり日本は米国のポチと、その本質を見極めたのではないかと思います。
そして、このことがプーチンと約束した北方地域の経済協力やビザなし墓参についても、暗い影を落とすことになってしまうのではないかと推測されます。
もとより北海道は、これまでロシアとの経済協力を模索してきましたが、一進一退、ロシアの法律や制度に悩まされ、自由な貿易や新技術による北方圏の経済・産業協力も期待が持てなかった中、今度は国同士の経済協力協定が後ろ盾になるという担保が出来たことで、医療や観光から始めて様々な経済連携が行われると思っていましたが、安倍晋三のトランプ支持で、元の木阿弥になろうとしています。
国境を接する北海道が求めていたロシアとの友好的な関係も、また足踏みを強いられることになるかもしれません。