ズルイだろ～
- 2018年08月27日
自民党の総裁選が９月７日告示、２０日投開票の日程で行われるようです。
今日の段階では現職の安倍晋三氏と石破 茂氏が立候補予定で、総務相の野田聖子氏は立候補を断念すると発表しました。
あろう事か、その野田聖子氏が自らは立候補しないけれど、安倍晋三氏を支援するということだそうです。
当初から、安倍晋三氏が「総裁選を無投票で済ます訳にはいかないから、野田聖子氏に推薦人を貸して立候補させ、民主的な選挙を経て三選を実現した」という形を取りたいと、水面下で動いていたという情報もあったように覚えていますが、石破茂氏が立候補したことにより、安倍晋三氏にとっては野田聖子氏の役目は、もう必要なくなったということなのでしょう。
それにしても情けないのは野田氏で、水面下で何があったのか定かではありませんが、自ら「噛ませ犬」を演じてしまい、自らを貶めてしまいました。
仮にも総裁選に立候補することを選択したということは、今の安倍晋三氏の政権運営に異論が有ると言うことに他なりませんが、その安倍晋三氏を支援する側に付いたと言うことは、これから以降、野田氏への期待は急速にしぼんでしまい、政治家としての魅力を失うことになったいうことだと思います。
さて、今回の自民党総裁選において、新聞各紙や政治評論家などが求めているように、自民党総裁選は日本の総理大臣を決める選挙となることから、これまでの政権運営の総括と今後の政治姿勢の考え方を広く国民に伝えることが最低の義務ではないかと思います。
少なくても今後３年間、日本の方向性を候補者が討論するのは当然です。
それをなるべく避けるように仕組む安倍晋三氏は、まさしく後ろめたいものを背負っていると言うことに他なりません。
俳優の「笹野高史」さんが、キンチョウ蚊がいなくなるスプレーのＣＭ「ボディビル編」で、壁に付く蚊を落とす薬効を説明する時「ズルイだろ～」と言う場面が有りますが、まさしく、安倍晋三氏に似合う言葉だと思いますし、安倍晋三氏が言っているように聞こえます。国民の皆さん、「ズルイだろ～」と。
